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資金調達 銀行対応

銀行から見た不良債権とは?

投稿日:2015年12月22日 更新日:

不良債権という言葉は今では一般的に使用されていますが、通常は感覚的に使われているケースが多いです。どのような法律的な根拠があるのか、確認してみましょう。

金融庁が定義する不良債権は以下のとおり大きく3つに分類されます。

  1. リスク管理債権

    これは銀行法施行規則に基づいたもので銀行のディスクロージャーが目的です。

    貸出金のみを対象にしており、資産内容の悪いものから「破綻先債権」「延滞債権」「3ヶ月以上延滞債権」「貸出条件緩和債権」の4つに分類されます。

  2. 金融機能再生緊急措置法(金融再生法)開示債権

    これも銀行のディスクロージャーのためのもので、資産内容の悪いものから「破綻更生債権およびこれらに準ずる債権」「危険債権」「要管理債権」「正常債権」の4つに分類されます。

    「自己査定に基づく債務者区分」を用いて分類されます。

  3. 金融機関の自己査定に基づく不良債権

    自己査定とは銀行が自社の信用リスクの管理を行うために、回収の危険性に関して資産の査定を行うことをいいます。

    貸出金のほか外国為替、未収利息などを含めた総資産が対象です。

    債務者の財務内容、資金繰り、収益力等により返済能力を判定して、資産内容の悪いものから「破綻先」「実質破綻先」「破綻懸念先」「要注意先」「正常先」の5つに区分されます。

    その後個々の資産の状況に着目して、資金使途や担保・保全の状況等に基づき、債権を回収可能性の度合いに応じて4つに分類します。

  4. 一般的に言われる不良債権というのは、3の自己査定のケースにあたり、正常先以外の4区分が不良債権に該当します。

    これらの格付けのうちどれに該当するかにより、銀行の判断が大きく変わるので、自社の格付けを上げるような対応をするということが非常に重要になります。

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