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税務 節税

借入を資本に組み入れて債務超過を解消する際に、税務上注意すべき点とは?

投稿日:2015年12月22日 更新日:

債務超過を解消する方法としてDES(Debt Equity Swap、つまり債務の株式化)があります。銀行からの借入や社長からの借入を資本に組み入れることにより債務超過を解消する手法です。

借入を資本に組み入れる方法としては、一度借入を返済し再度出資としてもらう方法と、債務免除を行い債務免除益を資本に組み入れる方法の二つの方法があります。

通常再生の場合は借入を返済する資金がありませんので後者の方法をとることになりますが、この場合多額の債務免除益が発生し課税所得が生じる点に注意が必要です。

平成18年の税制改正により、事業の移転を伴わない非適格現物出資による株式の発行により増加する資本金等の額は「給付を受けた資産の時価」と改正されました。つまりDESにより自己宛の債権を受け入れて新株を発行する場合、「債権の時価」で資本金等の額を認識することとなり、この結果債権の時価と券面額との差額として債務消滅益が生じます。

しかし多額の債務免除益による課税が行われたのではスムーズな再生が困難になるので、会社更生法等による債務免除益等があった場合の欠損金の損金算入制度の適用対象にDESによる債務免除益も追加され、期限切れ欠損金との相殺が可能となるように併せて改正されています。(法人税法59条)

DESによる債務超過解消を検討する際には、過去に期限切れとなった欠損金との相殺ができないか考慮する必要があるでしょう。

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